感冒症状(風邪・上気道感染)に対する処方まとめ
いわゆる風邪という疾患は発熱、頭痛、咽頭痛、咳嗽、鼻水など多岐にわたる症状が同時に同程度起こるとされている。しかしただの風邪に抗菌薬処方は有効ではなく、作用に比べて副作用のリスクの方が高いという認識が必要と考えられる。
一方で風邪に対してはその症状のうち本人が1〜2番目に生活の苦痛になっている症状に対して対処療法的処方を行うのが一般的であり今回はそれについてまとめる。
- 咳嗽に対して
もしくは麦門湯(ばくもんとうどう)9g分3
- 鼻水に対して
クラリチン(ロラタジン)10mg1錠分1
もしくは小青竜湯(しょうせいりゅうとう)9g分3
- 咽頭痛に対して
トランサミン250mgを3〜8錠分3〜4
もしくはカロナール300mgを頓用
もしくはロキソプロフェン60mg+レバミピド 100mg頓用
もしくは桔梗湯7.5g分3
- 発熱・頭痛に対して
カロナール300mgを頓用
もしくはイブプロフェン
これからもこの記事は更新していきます。