とある総合診療医のノート

地方病院勤務総合診療医の日々の勉強・学びのアウトプット

夜間小児外来 咳嗽だけある場合

夜間小児外来 咳嗽だけある場合

はじめに

 発熱がなく咳嗽のみある場合などは呼吸状態が悪くなければ帰宅できるが、ずっと続く咳嗽は保護者の心配が強くなるため器質的疾患がないか調べて症状緩和してあげる処方が必要となる。

まずはバイタルサインを確認。

問診・身体診察(特に呼吸音)

胸部レントゲンで肺炎などがないか検索。

明らかな肺炎像なければ気管支炎や風邪の後の気道刺激性亢進、咳喘息などがある。

自分で止められないほど咳が続いていれば

・吸入(例:ベネトリン0.2ml+クリード3ml+デキサート0.2ml)

(呼吸状態も悪ければ・水溶性ステロイド1mg/kg1点滴して入院考慮。)

鎮咳薬・去痰薬を処方して日中医療機関受診へ。